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尿もれケア / 用品選び

尿もれパッドの選び方|何ccが必要?吸水量・交換・漏れ対策

「何ccか分からない」「大きいものでも漏れる」。最初の1袋を選ぶときと、使ってみて合わなかったときの両方を整理します。

初めて選ぶときの答え

尿もれ用と明記された製品を選び、吸水量の表示・長さ・下着への収まりを一緒に確認します。何ccか分からないときは、メーカーの漏れ方の説明を入口にして少量のパックで試し、交換までに漏れるか、ずれるか、肌が湿るかを見て調整します。

尿もれと一緒に排尿痛・発熱がある場合や、目で分かる血尿がある場合は、パッドの変更だけで対応せず医療機関へ。発熱を伴う排尿症状は早い受診が必要です。[1][2]

尿もれパッドと生理用ナプキンは何が違う?

主な違いは、吸収する液体を想定した設計です。尿もれ用はさらさらした尿を受け止めるための製品で、生理用ナプキンは経血、おりものシートはおりものへの対応が中心です。厚さや見た目が似ていても、尿への吸収性まで同じとは限りません。[3]

売り場で最初に確かめる用途
製品主な用途尿もれ対策で確認すること
尿もれ用パッド・吸水ナプキン尿の吸収吸水量、長さ、下着に貼るタイプかどうか
生理用ナプキン経血の吸収尿もれ用と同等の性能だと考えて選ばない
おりものシートおりものへの対応尿もれにも対応する製品は、その表示と吸水量を確認
吸水ショーツ製品によって異なる生理用か尿もれ用か、洗濯方法・乾燥時間も確認

商品名に「吸水」とあるだけで用途を決めず、パッケージの説明を読みます。介護用のおむつと組み合わせる尿とりパッドは、普通の下着に貼って使う軽い尿もれ用とは装着方法が違う場合があります。使う下着やおむつへの適合も確認してください。[4]

何ccを選ぶ?量が分からないときの絞り込み方

「くしゃみで漏れるから必ず○cc」とは決められません。同じ場面でも漏れる量や回数が違うためです。ccとmLは同じ体積を表しますが、パッドの表示は製品選びの目安であり、症状の重さを診断する数字ではありません。

まずは同じメーカーの表示を比較する

例えば花王「さらピュア吸水」の公式FAQでは、少量から多い量まで複数の容量・長さを用意しています。下表はその表示の一部を整理した1シリーズの例です。全メーカー共通の区分や、あなたに必要な量を判定する表ではありません。[5]

容量と長さの表示例(さらピュア吸水、確認時点)
吸水量長さメーカーが案内する場面の目安
5・10cc17cm少量の水分やおりものへの対応。兼用できる用途を確認
15・30cc19cmときどき、じんわり漏れる場合
50cc23cm滴が続くような漏れ、トイレまで間に合うか不安な場面
80cc23cm急にまとまって漏れる場合
120・180cc29cm長時間や夜間を想定した容量の選択肢。交換不要という意味ではない

自分の量を正確に測れなくても、まず「下着に小さく付く」「まとまって漏れる」「交換前に繰り返す」などの状況をメーカーの案内と照らし合わせます。購入後はいつ、どの場面で、どこから漏れたかを確認すると、次に変える条件がはっきりします。

最初から大容量を大量に買うより、普段の日に試す分と外出時に試す分を分けると、使い心地を判断しやすくなります。これは購入を無駄にしないための編集部の提案で、医学的な量の測定方法ではありません。

漏れるときは「吸水量不足」と「ずれ」を分けて見る

漏れたら容量だけを上げる前に、パッドの状態と下着への付き方を見ます。十分に吸収する前に横へ流れたのか、全体が濡れた後に漏れたのかでは、確認する点が違います。

試用後の見直しメモ(編集部作成)
気になったこと次に確認する点
横から漏れる・よれている貼る位置、折れ、下着の幅やフィット。製品の装着説明を再確認
前後の端から漏れる装着位置と長さ。尿を受ける部分が合っているか
交換前に広く濡れる交換の機会、繰り返し漏れていないか、容量の変更が必要か
ごわつく・下着からはみ出す長さ、厚み、形。容量だけでなく装着できるサイズか

2枚を重ねれば吸水量が単純に2倍になる、という使い方は避けます。防水面の下へ尿が抜けない構造では下のパッドが十分に働かず、重ねた段差から漏れることもあります。組み合わせ可能な製品かは、メーカーの説明に従います。[4]

一度に多く漏れる、容量を上げても対応しきれない場合には、別の形状の製品についてメーカーへ相談する方法があります。同時に、漏れ方が変わったこと自体を泌尿器科で相談してください。

交換は何時間ごと?満杯になるまで待たない

全員に共通する「○時間なら大丈夫」という交換間隔はありません。漏れた量、汗、肌の状態で変わります。花王は、尿もれ後は衣服が汚れていなくても交換するのが望ましく、トイレに行くときなどにこまめに替えるよう案内しています。[3]

容量の大きい製品を選ぶことと、長く替えなくてよいことは別です。外出前には、次に交換できる場所、予備の枚数、使用後に包む袋を用意します。「仕事中は交換が難しい」という困りごとも、製品選びや受診時に伝えると生活に沿った相談になります。

蒸れ・かゆみが出たとき

濡れたままの時間やこすれを減らし、外側の皮膚はやさしく洗って水分を押さえて取ります。においを消そうと強く洗ったり、香りの強い製品を足したりすると刺激になる場合があります。赤み、ただれ、かゆみが続く場合は、材質を替えるだけで済ませず受診を。[6]

洗い方の詳細はデリケートゾーンの洗い方とソープの選び方で説明しています。

1枚の安さより「使い切れるか」と1日分の費用を見る

同じ商品でも袋の枚数が違うため、価格は「税込価格÷枚数」で1枚あたりにそろえると比べやすくなります。ただし、安い製品でも形が合わなければ使い続けられません。初回はまとめ買いの割引より、少ない量で確かめられることを優先する考え方があります。

計算例:仮に24枚720円なら1枚30円。1日3枚で90円、30日で2,700円です。これは計算方法を示す架空の価格・使用枚数で、販売価格や推奨交換回数ではありません。通販では送料を加え、定期便なら次回の価格と配送間隔も確認します。

  • 普段と外出時、それぞれで試せたか
  • 漏れ・ずれ・肌への刺激を確認できたか
  • 無理に交換を減らさず続けられる費用か

パッドで暮らしを支えながら、尿もれ自体も相談できる

パッドは衣服が濡れるのを防ぐための用品で、尿もれの原因を治すものではありません。少量でも外出を避ける、運動をやめるなど生活に影響していれば、相談する理由になります。日本泌尿器科学会も、尿失禁で困っている場合の泌尿器科受診を勧めています。[7]

受診時は商品名よりも「くしゃみで漏れる」「急にトイレに行きたくなり間に合わない」などの場面を伝えます。使っている吸水量と交換枚数も補足になります。女性の尿もれは何科へ行く?初診の検査と準備も参考にしてください。

尿もれパッドのよくある疑問

何cc漏れているか測ってから買う必要がありますか?

購入前に正確な量を測ることは必須ではありません。メーカーが示す漏れ方と容量の目安から選び、少量で試せます。頻繁に漏れる、量が増えた場合は、自己測定だけで済ませず受診してください。

生理と尿もれが重なる日はどう選びますか?

経血と尿の両方に対応するかを商品表示で確認します。尿もれ用なら経血にも十分対応する、生理用なら尿にも使える、と一律には考えられません。不明ならメーカーへ用途を確認してください。

容量が余っていれば、乾かしてもう一度使えますか?

使い捨てパッドは再使用せず、使用方法に従って交換します。洗える吸水ショーツとは別の製品です。捨てるときはトイレへ流さず、包んで地域のごみの分別に従います。[5]

参考資料・確認した公式情報

  1. 日本泌尿器科学会「排尿症状を伴う発熱がある」
  2. 福岡大学医学部 腎泌尿器外科学講座「こんな症状の方」
  3. 花王「尿もれには専用のナプキンを!吸水ケア品の選び方や使い方」
  4. ユニ・チャーム「排泄ケア・介護のトラブルQ&A」
  5. 花王「さらピュア吸水」よくあるご質問
  6. Kent Community Health NHS Foundation Trust「Vulva care」(英語)
  7. 日本泌尿器科学会「尿が漏れる・尿失禁がある」

情報確認日:2026年11月2日。メーカー情報は製品仕様・条件、医療機関の料金は当該施設の例として参照しています。外国資料の医療制度は日本と異なります。出典の掲載は当サイトへの監修・推薦を意味しません。